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ドミ・レオブログ

こちらはドミター・レオシリーズの原作者、串間美千恵様ことみっちー様のブログコーナーでございます。ここでは、わたくしとみっちー様がいろいろとお話して、日記をつづっていきます!(ウッドリィ)

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消えた世界遺産~アラビアオリックスの保護区

こんにちは。マーガレットです。

世界遺産は地球中の自然や人類の大切な遺産を守ろうというもの。逆にいえば、守らなければ失ってしまうかもしれないものも多いということなの。

800以上ある世界遺産の中で、地震や台風などの自然災害から戦争、都市開発など色々な理由で価値を損ないそうになっている遺産もあります。それが「危機遺産」というもので現在30件ほどあるのです。

たとえば、東欧の「アドリア海の真珠」といわれた13世紀の美しい町並みを残すクロアチアの「ドゥブロヴニクの旧市街」
旧ユーゴスラビアの内戦で何千発もの砲弾をあびてボロボロになってしまった街だけれど、危機遺産に登録され、世界中の専門家や街の人達が力を併せて当時の建物を復元し、当時の美しさをとりもどして危機遺産からはずされたのよ。
ドゥブロヴニクの旧市街
ドゥブロヴニクの旧市街

せっかく世界遺産になったのに、国が遺産を守らなかったという理由で世界遺産リストから消されたものもあるの。

オマーンの「アラビアオリックス保護区」
アラビアオリックス保護区
すでに野生種が絶滅したアラビアオリックスを、野生に近い状態で保護・育成しよう、という事で1994年に自然遺産として登録されたのだけど、当のオマーン政府がアラビアオリックスの保護よりも石油と天然ガスの採掘を優先し、勝手に保護区の面積を減らしてしまったの。結果、アラビアオリックスの数は激減。
2007年に、危機遺産リストに登録される間もなく世界遺産リストから削除されてしまったの。

この他、ドイツの「ドレスデン・エルベ渓谷」では2004年に文化遺産として登録されたものの、翌年にはここ、エルベ川にかかる橋を架ける計画がもちあがり、それが環境を壊すという事で「危機遺産」に登録されたわ。
住民は不便な生活を良くしたいという建設派と、世界遺産に残す為にとりやめようという反対派に分かれて今も議論中なの。なんとか、今年の世界遺産会議では抹消にはならなかったけれど、「遺産」地域ですむ人の生活を優先するか遺産をそのまま残すべきか、考えさせられるわね。

ドレスデン
ドレスデンの市街地。「百塔の都」と呼ばれ、12世紀からの古い建築物が今も残る美しい街。

kushima
串間美千恵(クシマ ミチエ/みっちー)
デザイン会社等を経て、1996年テレビ朝日系列株式会社エル・エス・ディーに入社。 3DCGアートディレクターとして、番組などの CG、キャラクターデザインや制作を手がける。2001年に独立、dicro animation studio チームを結成。数々の映画やTV、CMの仕事に携わる。現在オリジナルコンテンツの開発と運営、Webデザイン、映像制作等を行う株式会社dicro代表。2004年、日本エンジェル大賞受賞。 2007年、同受賞作「魔法昆虫使いドミター・レオ」で児童書作家としてもデビューを果たす。

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