テーマ⑧現代の遺産
皆さん、こんにちは、マーガレットです。
そろそろ桜の季節ね!
初夏の季節には世界遺産検定もあるので、しばらくご無沙汰していた世界遺産ブログも、
これからはどんどん更新するわよ!
今回のテーマは「現代の遺産」よ。
古代、近代、と時代をさかのぼってきて、いよいよ現代の遺産になるわけだけれど、
これは19世紀以降の歴史と文化を代表する遺産たちよ。
まずは、わたしも大好きな世界遺産のひとつ、スペインの「アントニオ・ガウディの作品群」よ!
アントニオ・ガウディといえば、19世紀末のスペインで活躍した建築家。
スペインのカタルーニャ地方で展開された「芸術復興運動(モデルニスモ)」を代表するアーティストよ。
彼の作品の特徴は、なんといってもその曲線美!
まるで童話やファンタジーの世界の建物のよう!

「カサ・ミラ」と呼ばれるこの邸宅は直線部分をまったくもたない建物なの。
外観の壁は地中海の波をイメージして作ったそうで、もう発想からして、彫刻家のよう。
彼の自由で壮大な建築物は、公園や学校、教会など、たくさんの場所で見られるのだけれど、
一番有名なのはやっぱり「サグラダ・ファミリア」かしら!
日本語では「聖家族教会」と呼ばれている教会で、1882年の着工以来、いまだに未完成なの!
ガウディは具体的な設計図を残さずに亡くなったので、完成しているのは北、東、西、のファサードのみ。
イエス・キリストの栄光を表すメインの南ファサードは未完成で、
完成すれば、イエスの12使徒を表す12本の塔が立ち並ぶ予定よ。
完成はガウディ没後100周年目の2026年を目標としているけれど、予測では2256年だそう。
あと200年以上もかかるのね〜〜。
さて、もう一つ建築系の遺産を紹介するわね。
ドイツの「ワイマールとデッサウのバウハウス関連遺産」よ。
バウハウス(ドイツ語で「建築の家」の意味)って言葉は皆さんも聞いたことあるかしら?
これは美術と建築に関する学校の名前なんだけれども、
「合理主義的・機能主義的」な芸術のことを指す言葉でもあるの。
バウハウスは、まず1919年にワイマールに設立されたのだけれど、
1925年にデッサウに移って再発足したのよ。
その後1932年にナチスの弾圧によって廃校とさせられたの。
たった14年間の存続期間だったのだけど、デザイン理念や美術教育のあり方は、
現代にいたるまで、多大な影響を与えているのよ。
そして最後に紹介するのは、現代の遺産の中で忘れてはならない「人類の負の遺産」。
「負の遺産」とは、過去に人類が行った悲惨な出来事があった場所や遺跡などのことよ。
なぜ、これらをわざわざ「負の遺産」として登録しているかというと、
過去にあった悲惨な出来事をわすれないように、そして悲劇が二度と起きないように、と、
人類を戒めるために登録されたものなの。
これらの「負の遺産」と呼ばれるものには、日本の「原爆ドーム」など、
六ヶ所あるのだけれど(2009年3月現在)ここでは、
ポーランドの「アウシュヴィッツ・ビルケナウ」をご紹介するわね。
ここでは、人類史上最大の大量殺戮が行われたわ。ナチス・ドイツ軍によって殺害された被害者は、
28の民族、合計150万人以上にものぼるのよ。
多くは「ガス室」での処刑、それに過酷な強制労働での死亡、さらには人体実験などによって命を奪われたの。
何故、こんな非道なことが行われたのかというと、戦争によって誕生した独裁者アドルフ・ヒトラーによる
ユダヤ人の迫害政策があったのも理由のひとつよ。
戦争の悲劇は、今も絶対に忘れてはならない遺産として、守り、
後世へ語りついでいかなければならないものなよね・・・・。
串間美千恵(クシマ ミチエ/みっちー)- デザイン会社等を経て、1996年テレビ朝日系列株式会社エル・エス・ディーに入社。 3DCGアートディレクターとして、番組などの CG、キャラクターデザインや制作を手がける。2001年に独立、dicro animation studio チームを結成。数々の映画やTV、CMの仕事に携わる。現在オリジナルコンテンツの開発と運営、Webデザイン、映像制作等を行う株式会社dicro代表。2004年、日本エンジェル大賞受賞。 2007年、同受賞作「魔法昆虫使いドミター・レオ」で児童書作家としてもデビューを果たす。











