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テーマ⑦産業遺産

こちらはドミター・レオシリーズの原作者、串間美千恵様ことみっちー様のブログコーナーでございます。ここでは、わたくしとみっちー様がいろいろとお話して、日記をつづっていきます!(ウッドリィ)

   

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2009年1月19日

テーマ⑦産業遺産

皆さん、マーガレットです。
お待たせしました、テーマ別世界遺産ブログ、今回は「産業遺産」よ。

このテーマは比較的近代的な世界遺産が多いわね。

「産業遺産」って、特定の産業によってその地域が発展したことを
後世に伝える産業遺物や遺跡のことを言うのよ。

このテーマの代表的な遺産としては「ヴェリチカ岩塩坑」があるわ。

この岩塩坑はポーランドにある世界最古の岩塩鉱山にあって、14〜16世紀には
ポーランド王国の財源の30%を担うほど、重要な産業地だったのよ。

この坑道は総延長300km、深さ300mにも及ぶ巨大なものなのだけれど、
特徴的なのは、鉱夫たちが造った数々の美しい岩塩の彫像品。

彼らは、岩塩で礼拝堂を作り、祭壇を作り、精緻なレリーフをほどこした像を飾ったの。
それだけじゃなく、塩の結晶を加工して造ったシャンデリアまであるのよ。

暗い坑道の中で美しい輝きを放つシャンデリアはまさに芸術品よ。
彼らは一体どういう思いでこれら塩の作品を作り上げたのかしらね・・・。
きっと、働きながらも信仰を忘れずに、日夜を過ごす坑道の中でも神様とともにありたいという
願いが作り上げたものなのよね。

19世紀になって、換気設備の不備で保存状態が悪化し、一時危機遺産に登録されてしまったのだけれど、
除湿設備が付設されて、それは解除されたわ。

次に紹介するのは「キンデルダイク=エルスハウトの風車群」よ。

風車と言えばオランダ!オランダといえば、風車!っていうくらいオランダの顔でもある風車だけれど、
この風車には重要な役割があったのよ。もともとオランダは国土の70%以上が海面よりも低いの。
だから干拓地に過度の水が入らないように大規模な運河を掘ってきたの。
だけれど、結局地盤沈下が起きて、さらに排水の問題が深刻化してしまったのね。
そこで、風車のポンプを利用することで排水する方法を発明したのよ。

19世紀には約1万基も設置されていた風車も、現在では約19基が稼働しているのみ。
これらの風車は第二次世界大戦中のエネルギー不足で復活したものなの。
水害を防止するだけじゃなく、農業用の水源として、また羽根の角度によって
伝言板の役割を果たし、通信手段としても利用されてきたのよ。
まさにオランダの歴史と生活とともに風車があったということがわかるわね。

あと、世界遺産の中でも変わり種と言えるものが「インドの山岳鉄道」よ。

鉄道が世界遺産?って、ちょっとびっくりしちゃうわよね。
まず、1879年に、当時インドを植民地にしていたイギリスが紅茶の輸送を主な目的として
建設し、1881年に開通したのが「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」。
そう、皆さんも良く知っている紅茶のダージリンの名前がついた鉄道なの。

ニュー・ジャルパーイーグリーから、ダージリン間の約88kmを走る鉄道で、高低差約2000メートルを
登る登山鉄道でもあるの。
そのため、速度はとっても遅くて、速度10km/hくらいなんですって。
なんと、走行中に飛び乗る乗客も多いのよ。なんだかメルヘンでかわいい鉄道よね。

2005年には「ニルギリ山岳鉄道」も世界遺産に拡大認定されたのよ。
こちらもインド三大紅茶のニルギリ・ティの産地を走る鉄道で、両方とも現役なのよ。

ぜひ、一度は乗ってみたいわ!
8時間はかかるから、ゆっくりのんびりしたい時にいいかもね。
ランチにはオーダーしておけば、途中駅で供給される車内食も
利用できるみたいだから、お弁当の心配もなしね。

インドのランチだから・・・メニューはやっぱりカレーかしら??

kushima串間美千恵(クシマ ミチエ/みっちー)
デザイン会社等を経て、1996年テレビ朝日系列株式会社エル・エス・ディーに入社。 3DCGアートディレクターとして、番組などの CG、キャラクターデザインや制作を手がける。2001年に独立、dicro animation studio チームを結成。数々の映画やTV、CMの仕事に携わる。現在オリジナルコンテンツの開発と運営、Webデザイン、映像制作等を行う株式会社dicro代表。2004年、日本エンジェル大賞受賞。 2007年、同受賞作「魔法昆虫使いドミター・レオ」で児童書作家としてもデビューを果たす。

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